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おんなの窓 伊藤 理佐 文藝春秋 ¥1,000- 私と同じ年の作者による手塚治虫文化賞短編集を受賞した作品。 彼女の「おんなの窓」は週刊文春でずっと見ていた。なにげに見ていて早何年?たった1コマに注ぐメッセージは、同年代としてきゅっとツボを押す。酒井紀子さんの名言「中途半端な容姿」を持つ女の美意識と自虐的自意識の表現をコミカルに適切に核心的に描いている。それが週に一度出る週刊誌に毎回毎回、たった1コマにきゅっと詰まっている。 あるとき「ああ、これ凄いな」と思って作者の名前を覚えた。彼女が単行本を出すとの情報に、ほとんど全てを文春で見ていたけれど、私は購入を即決した。面白い、と思っていることを伊藤さんに伝えたかったからだ。 案の定、購入してみるとほとんどを覚えている。今日着た自分の服さえもう思い出せない自分の記憶に残る1コマを毎週排出し続ける彼女の創作能力を応援する。30代後半で、こ汚いかっこで仕事をしている「中途半端な容姿」を持つ女性に見てもらいたい一冊。 lem |


